2014年04月11日

蚕都上田のストラップ商品

銭澤時計店の商品

信州上田と言えば、「真田三代の郷」、戦国武将のあの真田氏が有名です。現在はさらにゲームによる戦国武将ブームで真田氏の人気に火がついています。真田三代とは、真田幸隆、昌幸、幸村(信繁)のことです。真田幸村の高い人気は江戸時代以来衰えることなく、むしろ昨今のブームで相変わらず高い人気を維持しています。最近は『戦国無双4』の人気で、幸村の兄・真田信之の人気が高まってきているらしい。

そういった真田氏のグッズを企画制作販売している真田グッズ店「銭澤時計店」さんから、蚕都上田に関わるささやかな商品が発売されたので、この場を借りて少しご紹介します。折りしも上田城跡公園の「上田城千本桜まつり」の会場に銭澤時計店さんが出店されているので、店頭で了解をいただき撮影をさせていただきました。

蚕都上田のストラップ商品

蚕都上田は蚕種製造、養蚕、製糸、繭糸取引で栄えた蚕糸業の中心都市でした。製糸業も盛んでした。その代表的な製糸会社が1900年に創業した常田館製糸場(現笠原工業)です。20世紀初頭、日本の生糸はその多くが米国に輸出されていました。欧州にも輸出されていました。そのため、輸出用生糸に貼られるラベルは英語のものが殆どです。その当時の日本の生糸商標がデザイン的にも美しいということから、最近、海外でひそかな人気を集めているのをご存知でしょうか?

以前、銭澤時計店さんを訪問させていただいた際、銭澤さんから米国で出版されている日本生糸商標の図録集を見せていただきました。タイトルは"Vintage Japanese Silk Trade Labels"です。まさにヴィンテージものです。上田観光大使をされている早川知佐さんが、その生糸商標を見て「これって滅茶苦茶カッコよくありません?」と一言。そうなんです。特に常田館製糸場の商標は特に美しい。

●プラ根付ストラップ 常田館製糸場の生糸商標
常田館製糸ストラップ

そしてついにその商標(ラベル)がストラップの絵柄となりました。ストラップは小さいので、その小さな円環の中に象嵌された矩形の商標がまたかわいらしい。ついつい買ってみたくなります。

●プラ根付ストラップ 黄金まゆ
黄金まゆストラップ

これもかわいいストラップです。そしてこのキャラクター、もしかすると世界初デビューではないでしょうか。

その名は「黄金まゆ(こがねまゆ)」です。かわいいばかりでなく、そのアイテムの一つ一つに意味があり、蚕都上田がつまっています。
頭に被っているのは何だと思いますか。帽子? もちろん、帽子は帽子でもただの帽子ではありません。上田藩主・松平家のシンボルである「フクロウ頭巾」です。なぜフクロウなのでしょうか。ミミズクの耳に見立てた松平家伝来の甲冑と兜にその装飾が施されています。それがこのかわいい帽子の意味です。蚕都上田のそもそもの誘引は、上田藩主松平氏が領内で養蚕を奨励したことにあります。その後、上田藩領内では養蚕が発達し、とりわけ蚕種製造が発達し、幕末の開国当時、老中をつとめた松平忠固は、外国への生糸輸出を推進していち早く上田から外国に生糸を輸出して、わが国における生糸貿易の先駆けをなしました。上田城=真田氏だけではありません。上田の現在に至る歴史や多くの文化は松平氏の時代を起源とすることが多いのです。

白い帽子の縁取りは繭、緑色の襟は桑の葉、黄金色の髪は、繭の化身とされる「黄金姫」の黄色なのです。黄金姫は伝説として伝わっています。そもそも繭が外来のものであることをたとえているからかもしれません。黄金まゆちゃんはとてもコンパクトでチャーミングに蚕都上田がキャラクターに織り込まれています。

もっとこういった商品が品揃えされていくと、蚕都上田がもっと広がって楽しいものになっていくのではないかと期待しています。






同じカテゴリー(取材・撮影)の記事画像
佐藤勇二さんに聞く 藤本蚕業土浦支店の記憶 
上田CMコンテスト2011表彰式
古老に聞く、上田市旧塩尻村の子どもたちの暮らし
同じカテゴリー(取材・撮影)の記事
 佐藤勇二さんに聞く 藤本蚕業土浦支店の記憶  (2016-01-24 16:14)
 上田CMコンテスト2011表彰式 (2011-10-12 19:37)
 古老に聞く、上田市旧塩尻村の子どもたちの暮らし (2011-10-02 15:57)

Posted by 蚕都上田プロジェクト at 15:22│Comments(0)取材・撮影

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。