2012年06月21日

母袋上田市長に事業報告と今後の提案をしました

蚕都上田プロジェクトは2009年度から3ヶ年続けた元気づくり支援金による事業を完了し、6月21日、母袋創一上田市長にその事業実績の報告と今後に向けた蚕都上田まちづくりの提案を行いました。

事業の3年目となった昨年度事業「蚕都上田学びあい2011」では、横浜と上田の相互交流学習「日本シルクロード学びあい講座」などを実施しました。
会見の様子

さらにその成果物でもある冊子「蚕都上田ものがたり年表」を披露しました。
母袋市長など

年表にはちょうど上田城築城の安土桃山時代から昭和初期までの蚕都上田の歴史が横長の冊子に詰め込まれています。
年表を見せる

母袋市長も興味深く年表に見入っていました。
年表を見る母袋市長

3ヶ年の事業実績報告書2分冊を母袋市長にお渡ししました。
報告書を手渡す

私たちが上田市に提案したのは主に次の3項目です。
(1)学校向け「上田大好き人」を育てる地域学習支援プログラム
(2)行政と市民の協働による蚕都上田館活用策
(3)横浜・県内・外国とのつながりづくり政策
蚕都上田館の活用を提案

真田ブームでさらに盛り上がりを見せている上田市には、蚕都上田というさらなる「お宝」があります。蚕都上田をPRしていくことで、さらに上田が魅力ある地域に輝いていくことを願っています。  


Posted by 蚕都上田プロジェクト at 23:28Comments(0)

2012年06月17日

蚕都上田館の様子2012/06/17

蚕都上田館の前

蚕都上田館は、月に数回、主に土曜日・日曜日に開館しています。上田城跡公園のすぐ近く、上田市観光会館の隣、上田二中の真ん前です。開館の日程は地域SNS「おらほねっと」の「蚕都上田館・開館情報」をご覧ください。蚕都上田プロジェクトのメンバーが交替で運営をしています。もっと多くの日数を開館できるとよいのですが、ボランタリーな運営のため、日数が限られることをお許しいただきたいと思います。

▼蚕都上田館・開館情報(地域SNS「おらほねっと」)
http://sns.orahonet.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=14126&bbs_id=194&res=1325433339

おらほねっとのページ

本日6/17(日)は日和もよく、近くの上田城跡公園には多くの方々が訪れていました。
上田城跡公園・上田市観光会館前

蚕都上田館にも何名もの方が立ち寄られました。
蚕都上田館の様子

ロビーに設置してある機織り機に興味を持たれた方もいました。この機織り機は、最初は旧塩田町のある方が所有されていたものです。軽井沢町の方が持ち主となり、2010年、蚕都上田プロジェクトが引き取ったものです。近々、この機織り機を使って実際に布を織る計画があります。
蚕都上田館の様子

本日6/17、蚕都上田館ロビーに展示用の「雛のつるし飾り」が加わりました。




蚕都上田プロジェクトでは、蚕都上田を彩るつるし飾りをさらに増やして蚕都上田館を華やかにしていきたいと考えています。

お時間のある時に、皆様もどうぞ蚕都上田館に足をお運びください。お待ちしております。
(ミッチー)
  


Posted by 蚕都上田プロジェクト at 23:47Comments(0)日々の出来事

2012年06月16日

上田市の小山教育長に蚕都上田プロジェクト事業実績を報告

蚕都上田プロジェクトは平成21年度から23年度まで3年間にわたり、長野県地域発元気づくり支援金の助成を受けて、蚕都上田のまちづくりに関する事業を実施してきました。昨年度実施した「蚕都上田学びあい2011」では、日本シルクロード学びあい講座、全国蚕都めぐりツアー「蚕都熊谷編」、インターネット時代のビデオ制作講座、デジタルアーカイブ・コーディネータ養成講座などを実施しました。さらに3年間の活動の総まとめともなる「蚕都上田ものがたり年表」を編さんしました。

6月14日(木)、前川道博事務局長(長野大学企業情報学部教授)と阿部勇さん(上田歴史研究会会長)が蚕都上田プロジェクトを代表し、上田市教育委員会の小山壽一教育長にこれらの実績報告を行いました。

左:阿部勇さん、右:小山教育長
左:報告をする阿部勇さん(「蚕都上田ものがたり年表」監修者)、右:小山壽一上田市教育長

小山教育長は、「蚕都上田は小県」を指すことを指摘し、この冊子がこの地域の児童生徒が地域の歴史や文化を発見するきっかけになることを期待されていました。
「蚕都上田ものがたり年表」は4万部を印刷し、今後、上田小県地域の各学校にも配布する予定です。
  


Posted by 蚕都上田プロジェクト at 03:23Comments(0)

2012年06月16日

講演「上田の歴史的建物が作られた背景」

去る5月18日(金)、社団法人長野県建築士会上小支部と長野県建築物防災協会上小支部の合同の総会がささやを会場に開かれました。総会では、阿部勇さん(上田歴史研究会会長)が「上田の歴史的建物が作られた背景」と題する講演を行い、併せて冊子「蚕都上田ものがたり年表」を当日参加された皆様に配布しました。この講演は蚕都上田プロジェクトの出前講座として実施したものです。講師の阿部勇さんは、長年、蚕都上田の歴史的背景となる横浜開港当時の生糸の交易についても研究をしてきました。「蚕都上田ものがたり年表」の編さんに当たってもご尽力いただきました。
阿部勇さん

建築はこれからの時代、その地域の歴史・文化を活かし、歴史的建造物を修理・保全しながら、豊かなまちづくりに活かしていくことが求められています。とりわけ上小(上田小県)地域は「蚕都上田」とも呼ばれるほどに蚕糸業が栄え、生糸や蚕種の取引を通じていち早く欧米の様式の建築が上田にもたらされました。それらのいくつかは現在も保全されており、蚕都上田の歴史・文化の証しともなっています。
講演の様子

地域の個性や豊かさが問い直されていくこれからの時代、地域の歴史的建造物やその歴史的背景が地域の新たな建築や都市環境の整備に活かされていくことを願っています。  


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2012年06月16日

「蚕都上田ものがたり年表」ついに刊行

蚕都上田館で編さんされた冊子「蚕都上田ものがたり年表」がついに刊行されました。

表面:蚕都上田ものがたり表紙

信州上田は真田三代の郷という顔に加え、「蚕都上田」という顔を持つ地域です。近世(江戸時代)から近現代(明治・大正・昭和)にかけては蚕糸業が発達し、蚕糸業は社会の成熟をもたらしました。蚕都上田というとこれまでは蚕糸業を中心に語られることが多く、なかなか私たちも関心を持ちにくい一面がありました。この冊子「蚕都上田ものがたり年表」は、蚕糸業を樹木の幹にたとえるならば、樹木全体としての「蚕都上田」の豊かな広がりの部分を「ものがたり」として描き出してみようという試みです。

裏面:蚕都上田歴史年表
この冊子では、「ものがたり」と併せて「歴史年表」を編さんしてみました。誰もが学校で習った日本史、世界史が実は上田の歴史、蚕都上田の歴史と重なっています。郷土の歴史をひもといてみると、いろいろなことがあったことがわかってきます。この歴史年表を「蚕都上田」の見取り図として活用することもできます。この年表は完成したものでなく、これから上田の歴史を調べてみたいと思っているあなたも参加して、さらにバージョンアップした年表に変えていくことができる未来を向いた年表です。そのため、私たちは紙媒体の冊子だけでなく、ウェブバージョンもインターネットに公開してより豊かな情報を住民参加型で編さんしていけるように工夫をしました。

皆様もぜひこの冊子を手にとって上田の歴史をひもといていってみてください。

「蚕都上田ものがたり年表」の冊子は、「蚕都上田館」や公共的施設などに置いてあります。ウェブバージョンは以下からご覧いただけます。

「蚕都上田ものがたり」ウェブ版 http://www.santo-ueda.jp/
  


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